新玉ねぎ、にんにくに続き、実家の恵みリレーのトリを飾るのは、
お庭で実をつけた「山椒(さんしょう)の実」です。
目の覚めるような鮮やかな緑色と、爽やかでピリッとした高貴な香り。
毎年この時期になると、実を一つひとつ収穫して、丁寧にアク抜きをし、
一年中使えるように冷凍保存するのが、我が家の定番の手仕事になっています。


私の大好きな漢方養生の世界では、山椒は
「お腹を温めて、体の中の余分な『湿気(水分)』を追い出してくれる」
とても優秀な食材とされています。
これから迎える梅雨の季節は、自然界の湿気が体の中にも溜まりやすくなります。
なんとなく体が重だるい、胃腸の調子がすっきりしない、食欲が出ない……。
そんな「梅雨だる」の症状を、山椒のピリッとした辛みと
爽やかな香りが、内側から温めながら吹き飛ばしてくれるのです。
食べることも料理をすることも大好きな「食神(しょくじん)」の星を持つ私。
一年中、この山椒の恩恵に預かるために仕込んだ実を色々なメニューに
変えて楽しんでいます。
最近のお気に入りを少しご紹介しますね。
じゃことピーマンの山椒炒め
定番のちりめん山椒も美味しいですが、旬のピーマンと雑魚(ざこ)を合わせて、
山椒の実を効かせて炒めるのがマイブーム。
ピリッとした大人の苦味と爽やかさで、ご飯がとにかく進みます。
自家製「山椒のミルクチャイ」
少し肌寒い朝や、エアコンで体が冷えたなと感じる日には、
紅茶とミルク、そして山椒の実を少し入れて、煮出した「山椒のミルクチャイ」を作ります。
ミルクのまろやかさの中に、山椒のすっきりした香りとピリッとした
大人のスパイスが重なって、一口飲むたびに、お腹の底からぽかぽかと
温まっていくのを感じます。

四柱推命で私に少し足りない「土」のエネルギー。
山椒のように、大地にしっかりと根を張り、力強い香りで守ってくれる
植物のパワーをいただくことも、私にとって大切な運気アップのひとときです。
慌ただしい毎日だからこそ、五感をフルに使って、季節の香りを「美味しいね」と味わう。
その心のゆとりが、私たちの暮らしをまろやかに調えてくれます。
皆さまも、初夏の爽やかな香りを味方に、健やかな梅雨を迎えられますように。












